イデアル役員インタビュー

イデアル誕生。創業から現在までともに歩む二人の対談。何もないところから現在に至るまで、またイデアルの未来について語る。

不遇の経験が人を自立させる
若い時に苦労を味わった互いの共通点
イデアルの未来について語る

  • 薄葉 直也
    代表取締役。2000年不動産ベンチャー企業の創業メンバーとして入社。一年目にトップセールスを獲得し、同社が上場後、2004年、25歳の時に上場企業の最年少取締役(当時)となる。2007年に株式会社イデアルを設立し代表取締役に就任。
  • 濱 恵介
    取締役。新卒で大手紳士服店に就職し、トップの成績を収める。転職した不動産ベンチャー企業にて薄葉と出会い、ともにイデアルを設立。創業時よりプレイングマネージャーとして活躍し、MVP、トップマネージャー賞を受賞。現在は営業部門の責任者として手腕をふるう。

部活みたいだった創業期

薄葉
面白かったね!創業したての頃は特に。初日に第一子の出産で俺はいない(笑)あの事務所も創業っぽかったね。表は1階の店舗の入り口だから、裏の階段からしか入れなくて。鉄の扉を開けたら全フロアを見渡せる。俺の机も丸見えだったからね。
パーテーションで仕切っただけの会議室だから、中で打合せをしていても声が筒抜け。お客さんの声も聞こえるし、何より自分たちの営業電話の声が漏れている(笑)
薄葉
資金もカツカツだったよ!6人しかいないのに、あっという間にお金がなくなる。びっくりしたね!濱が大型の契約を決めてくれたので何とかやれました。
楽しかったけど、本当にきつかった!設立して2ヵ月後に契約できて、それ以降他のメンバーも契約できていたのでよかった。朝から晩まで飛込みして。休日もなかったな。
薄葉
初年度から黒字経営ができたのは、みんなの頑張りのおかげです。 創業の時に印象的だったのが、ロゴ作成。四角形が建物で“i”は人。“イデアルの人が建物を扱う仕事を通して社会を引っ張っていく”、という思いをこめて作ったんだよ。だから“i”の位置が四角形から少しはみ出ている。
そういう会社にしていきたいですね。毎年新入社員が増え、会社っぽくなってきたなと感じてます。
薄葉
そうだね。新卒中心で組織を構成できたことは一番の成功かもしれない。みんなキャラがいい!ゼロスタートでうちで育ち、結果が出ているのは嬉しいね。設立してすぐの頃から俺は組織づくりを考えていた。何事も“早いうちにやる”のは重要。“毎年新入社員が入ってくる”ことが当たり前になっていて、いい循環ができていると思う。
同じ新入社員でも環境は変わりましたね。4期生くらいまでは、創業したてのまだ荒々しい空気感の中、社会人のスタートを切りましたから。創業に近ければ近いほど、“結果を出せなければ会社が潰れる”という危機感が強い。当然、結果に対しても日々の行動に対してもシビアになる。
薄葉
環境は大きいね。今の新入社員が創業期に入社していたら、今以上に結果が出ているかも。怠けている訳ではないし、会社は正しい方向に進んでいると思うけど、創業期の危機感は独特だね。全員が“結果を出さなきゃ!”と思って仕事をしていた。今の環境だと“自分が結果を出さないと会社が潰れてしまう”とはならないからね。
会社として成長した分、危機感は減りましたね。どれだけ自分で自分を律して行動できるかが重要ですね。

社長・役員の社会人1年目

薄葉
俺の社会人デビューは壮絶だった。入社した同期30人が1カ月後には3人になってしまうような超ハードマネジメントの会社。初日から「語尾を伸ばすな!」ときつく注意された。研修なんてあってないようなもの。初日から営業に出され、どうしていいか分からず街をただ歩いていたね。当然、結果は出ない。入社3カ月目に上司に呼ばれ、「今月結果が出なかったらクビだぞ」と言われた。とにかく厳しい会社だった。
すごいですね!よく続きましたね。
薄葉
毎日辞めたかったんだけど(笑)同期が優秀で励ましてくれた。「薄葉ちゃん、頑張れば結果出るよ!あんな上司、抜かせばいいんだよ」って。あと、帝京高校のサッカー部で根性が鍛えられていたんだと思う。スポーツの強豪校は練習もハードだし、理不尽なことも多い。その会社で内部分裂が起きて、役員が新会社を設立した。なぜか末席にいた俺も新会社に移ることになった。新会社の 社長の右腕の人に可愛がってもらっていたからだと思う。結果は全然出ていなかったんだけど、「薄葉は気合入ってるんで、 連れて行ってもいいですか」って。社会人になって4カ月目のことだったね。
可愛がられるって大事ですよね。目上の人から応援される人間性。媚を売る訳ではないけど、礼儀正しくて一生懸命やっていたら応援したくなりますね。
薄葉
当時の俺は、“とにかく気合いの入った馬鹿”。今そんな若者が来たら、無下にはできないね。 新会社に移ってから、それまでの頑張りが報われたように爆発的に結果が出た。部下が出来て、他の部署の仕事もして、目まぐるしく変わっていった。20代前半は会社にも泊まって仕事したね。営業して部下の指導をして夜は事務作業をして、「こういう資料があったらいいな」と感じたものを作っていたら、帰れなかった。がむしゃらにできることは全部やった。
僕の1年目はそんなハードではなかったです。違和感もなく、激動もなく。社会の常識に乏しかったけど生意気だったから「東証一部上場企業しか受けたくない。アルバイトでもできる仕事はしたくない」と思っていた。今だったらベンチャー企業という選択をしたと思うけど、当時は知らなかったから最終的に大手紳士服店に販売員として就職しました。
薄葉
俺たちが学生の時って、“ベンチャー企業”は馴染みのないものだったからね。漠然と“大手企業に就職するのがよい”というのは今以上にあったね。
研修初日。同期120人が集結した時に、“あ、勝てるな”って感じた。実際に研修でも常にトップだったし、配属されてからの店舗勤務でも成績は良かった。紳士服店は1年半勤務したんだけど、ずっと同期で1位でした。
薄葉
東証一部上場の大手企業で働いてみての感想は?
同期は120人いるけど、各店舗に振り分けられるから、実際はひとつの店舗の中が社会のすべて。全員で15人くらいかな。 1年目だけど僕は結構売れていたので、副店長からねたまれました。お客さんが来店しているのに「バックヤードの整理をしろ」とか「品出しをしろ」とか。一番驚いたのは雨の日に「窓を拭いてこい」と言われたこと。
薄葉
すごいね!濱さん、いじめにあってたの!?そんな話、本当にあるんだね。
落ち込んだりはしなかったですけど(笑)「仕事できない人なんだなー」と思ってました。“店舗としての結果”や“顧客へのサービス”よりも“自分の優越感”を優先する上司がまかり通っている。店長は副店長の性格を知っていたので度々僕をフォローしてくれましたが、抜本的な解決までは至らなかった。ある日、副店長に反論してからはターゲットが僕から1つ上の先輩に変わりました。それを見て「この人終わってるな」と。
薄葉
狭い世界だね。閉鎖的な職場環境だと何かを改善したり工夫したりってすごく難しいよね。転職の決め手は何だったの?
自分の将来が見えちゃったからです。この会社では3年間勤務しないと、どんなに結果が出ていても主任になれない決まりでした。僕は結果を出していたので、「本来なら3年かかるところを特別に2年で主任にしてやる」という話があったんです。2年で主任。10年後、店長、副店長になっている。「10年やって、これか~」とがっかりしちゃったんです。

二人の出会った超ハードな会社

薄葉
濱が再就職したのが、俺が行った新会社だったね。入社してきた時、俺は取締役になっていて、部下を指導する立場だったね。
僕が入社した時、“薄葉さんは雲の上の存在”といった印象でした。
薄葉
営業マンとしての結果が出るようになってきて、部下も持って、チームを持ってと順当に出世していったね。“出世”はいいことだよ。出した結果が認められたということなんだから。最近の若者は出世を好まない風潮があるけど、俺は大事だと思うね。
僕は入社してすぐ、挫折しました。紳士服の販売で結果を出せちゃったので天狗になっていました。「俺は何でもできる」って。実際に営業に行くと名刺一枚もらうことも難しくて。初契約まで7カ月もかかってしまいました。初対面で自分よりも仕事ができないと思っていた同期たちが契約していたので、悔しかったですね。
薄葉
仕事も難しいし、職場環境も厳しかった。今じゃ考えられないことが、たくさん起きてたね。
この会社で一番驚いたのは、友達の結婚式のために休みを取ったら降格していたことですね(笑)
薄葉
とにかく、ハードマネジメントの会社だったね。

“ビジョンがない” のは準備不足

薄葉
仕事において大切なことは自立した生き方、かな。仕事のスタンスって、結局は性格でしょ?“どうやって生きていくのか?”、“どうやって時間を使うのか?”自立して自分でレールを引ければ走り出せる。誰かに無理矢理やらせられると疲弊するんだよね。
僕も同感です。部下を見ていて“当たり障りのないように生きている”と感じることがあります。思っていることはたくさんあるのに、声を大にして言わない。面と向かって発信しない。勿体ないなと感じています。本気同士なら絶対ぶつかりますから。上司とぶつかるの、OKですよ!腑に落ちてから行動するのと納得できないまま行動するのとでは、全く違いますからね。
薄葉
若手営業マンには早く良いスパイラルに入ってほしいね。自立して、お客さんから支持されて、契約してと。契約って営業マンにとって栄養だから。
売れてる営業マンって表情がいいですよね。だから他のお客さんからも好かれて、さらに結果が出る。仕事がどんどん面白くなる。自発的に仕事をするようになる。ちなみに、学生と面接をしていて、何か感じることってありますか?
薄葉
俺も若いときはそうだったけど、真剣に考えて生きてこなかったんだな、と感じることはあるね。大卒なら21歳で就活が始まると思うんだけど、21歳で“将来のことを考えていない”、“ビジョンがない”というのは準備不足なんだよね。急ピッチで頭使って、色々なものを詰め込んで行動しないといけない。
やりたいことが決まってないから何となく事務、みたいなことってありますよね。何をしたいのか判断できていないのに、仕事軸で選んでしまう。
薄葉
かなり極端なこと言うと、これからの仕事は“コミュニケーション”か“テクノロジー”の二択だと感じている。新規開拓営業はコミュニケーションが最も必要な仕事。特にうちの営業だと磨けるね。テクノロジーはバリバリの理系。子供のころからPC好きとか、そういう人が活躍できると思う。“コミュニケーション”と“テクノロジー”の二択なら、君はどっちで生きていきたいの?って。
やりたいことが分からないという学生へのアドバイスは?
薄葉
分からないなら、猛烈に考えて行動することが必要だね。自分で答えを出すしかない。就活においては、会社軸、 組織軸で選ぶものいいんじゃないかと思うよ。
俺は21歳の時に母が亡くなったんだよね。高卒でプータローの時だった。「このままじゃだめだ、働かねば」って強烈に思ったから行動できた。なかなかそんな経験している人は少ないと思うけど、猛烈に行動しなきゃ変わらないよね。
うちに入ってくる高卒の子たちを見ていても、芯があるなと感心します。18歳の時にこんなにしっかりやれるかなと。大学に行っていない4年間があるから拙い部分はあるんだけど、一生懸命で真面目で真剣で。高卒のように若い時から社会に出るメリットってありますか?
薄葉
あるね。国家公務員のキャリア組とか上場企業の役員などは高学歴の人ばかりってのは事実だし、大学4年間で学べることは大きい。だけど、その4年間を社会で修行できるというのはすごいアドバンテージになることもある。俺もそうだけど、若い時に厳しい環境を経験すると自立していくんだよね。自責思考になるし、「この問題をどうしたら解決できるのか?」って発想になる。経営者仲間も若い時に苦労している人が多い。
“若い時の苦労は買ってでもせよ”と言いますしね。反骨精神が育まれますよね。壁にぶち当たったことのない人は、すぐ諦めたり、小さな問題で腐ってしまいます。若い時の苦労は価値が高いですね。
薄葉
若い人たちには「大人のいいなりになるな。ないなりに頭を使え」と伝えたいね。俺が頭を使いだしたのは 22、23歳の頃。自分のキャラだけで仕事をすることの限界を感じた。部下が2人のうちは厳しく怒ればそれでよかったけど、部下が10人となると話が変わってくる。本を読みだしたのもこの頃かな。“もっと頭を使わなきゃ”、“もっと勉強しなきゃ”って思ったね。そういう気づきは若ければ若いほど良い。

今後のイデアル 組織、文化

薄葉
創業してからの10年で組織は良い感じになった。新卒中心で組織を作り、各々にキャラがあって面白い。根は優しくて思いやりがある。
これからは中途として、“新しい血”を入れていけたら面白いですね。新卒中心で育ってきたので、外部を知らない。他の会社の良いところを取り入れながら、さらにイデアルらしさも伸ばしていきたいですね。
薄葉
文化ってそこにいる人たちのキャラだよ。俺が指示してつくるものではなく、働くみんなが築いていくもの。そういう意味でも、うちは社員に恵まれているね。
これからは社内ベンチャーが当たり前の会社にしていきたいね。ホールディングス化とか面白そうですね。個人的には保育所をやりたいですね。企業は人なので。いい人が集まって、仕事も家庭も充実して、自分たちに関わる人がハッピーであってほしいですね。
薄葉
すべては人!変化に対応できる人。

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